2017年1月7日土曜日

最高の行政書士開業の見つけ方!

 私のブログは
「行政書士の勉強をしてみたいな」
と興味を持った人が訪れていると思います。

 行政書士試験に興味があるのは何故ですか?
「何か強い資格を取得したい」
「手に職を付けたい」
「何かカッコいいから」
「就職に有利になりそうだから」
等々様々だと思います。

 そんな貴方に是非読んで欲しいと思います。

<行政書士は儲からない?>
 もしからしたら意識が高い貴方は「行政書士と言う仕事は儲かるのかどうか?」まで調べているかもしれません。

 そこまで調べた貴方は恐らくこのように考えていると思います。
「行政書士なんて儲からない仕事じゃん」と。

 何故か?
 それはネットで調べているからです。

 ネットに書き込みをするような人は、実際に失敗している人か、その情報を盲信している人です。
 成功している人はその成功した情報を販売したり、指導したりしており、噂程度の軽い情報として発信していません。

 そのため、ネットには失敗談しか流れないため、ネットで調べると「儲からない」との情報しか見つからないわけです。


<行政書士は特別な仕事ではない!?>
 では実際はどうなのか?
 それは貴方次第です。

 士業資格を持っていると士業として開業できるだけです。
 そのため儲かるか、儲からないかは他の開業と同じです。

 老人しか住んでいない地域に若者向けファッション店を開業しても儲かりません。
・ どんなサービスを提供しているのかわからないお店は利用されません。
・ 誰にでも簡単に出来ることを有料で提供しても利用されません。

 法律事務所だろうと商売ですので、同じです。
 顧客を意識し、どんなサービスを提供しているのか明確にし、需要がある部分を提供すると言うことが必要になります。

 行政書士は服屋さんとか、ラーメン屋さんとかのように誰の目から見ても一目でわかるような仕事ではありません。
 むしろ弁護士や司法書士に知名度を持っていかれており、行政書士って存在を知らない人の方が多いです。

 だから営業力が必要だと言われるわけです。
 法律を商品として売っているだけで、他の商売と何も特別な違いはありません。
 独立開業は商売です。


<行政書士が他のお店と違う部分>
 ただし、行政書士は物を売る商売と違い、知識を売るので原価が掛かりません。

 そのため売れさえすれば100%の利益になります!
 物を売る商売は開業するために勉強等の努力が不要な分だけ、原価が掛かります。

 行政書士は開業してしまえば原価が掛からない分だけ、資格取得のための勉強の努力が必要です。

 このように背負う部分が違うだけです。


<失敗する人の特徴>
 士業資格は開業前の努力が必要です。
 しかも、法律なのでちょっと優越感を得やすいです。

 そのため受験生の中には
① 「開業したら依頼が勝手に向こうから寄ってくる」
② 「行政書士は司法書士のつなぎ」
③ 「司法書士とのダブルライセンス!」
等と考えている人が大変多いです。

 そして、私から言わせるとどれも失敗する人の考え方です。
 は先程言った通りです。
 他の商売と何も変わりませんので、営業努力が必要です。
 努力量=お金に繋がると考えていては失敗します。

 は、これだけでは何とも言えません。
 司法書士を本業として真剣に考えているなら問題ないと思います。
 しかし、この考え方で、司法書士に合格しないから諦めて行政書士を開業すると間違いなく失敗します。

 行政書士には出来ない業務を司法書士で補う。
 一見良さそうです。
 しかし、両方の需要を補うなんて「あれも、これも」と散見し過ぎです。

 ただでさえ一般の人は「行政書士・司法書士って何する人?」って認識なのに、そこに行政書士や司法書士を加えたところで需要が増えるとは思えません。

 確かに受験生は違いをわかりますよ!
 でもお客になるのは受験生ではありません。
 
 司法書士を活かすなら登記業務が中心になると思います。
 それなら別に行政書士は必要ありません。

 行政書士を活かすなら民事トラブルや行政への許認可が中心になると思います。
 それなら別に司法書士は必要ありません。

 相続業務を最初から、最後まで一人でガッチリ全て請け負うなら両方活かせるかもしれませんが。
 それでは、ダブルライセンスだからこそ業務を狭めていますよね?

 行政書士はそうでもありませんが、司法書士まで取得するとなると何年も苦しむような努力になります。
 こんなことも見えない、視野が狭い人が見切り発車で勉強だけ始めて、開業してやっていけるとは思えません。

 これに悩んで司法書士でも、知識がない一般人に嘘を吹き込んで仕事を貰おうとしている人もいる程です。

 家を買う時に「登記は司法書士にしか行えない独占業務なので、依頼しなければならない」が騙しの代表例です。

 本当は違いますからね!
 登記を代行することで報酬を貰うことが司法書士にしか出来ないだけです。

 登記そのものは本人であれば行える行為ですから、依頼は義務ではありません!
 これは騙しです。


<成功する人>
 失敗するケースだけでは「行政書士は儲からない」と言っている人と何も変わりませんので、私個人が考える成功する人を載せます。

 それは【需要を意識出来る人】です。
 商売として当たり前のことですよね。

 「欲しい」と思う人に売り込めば売れるんです。
 逆に「別にいらない」と思う人にどれだけ売り込んでも売れません。

 行政書士は何が出来るのか?をシッカリと認識し、それを欲している人を考え、その人はどこにいるのかを調べ、そこに売り込むと言うことです。

<私が考える具体例>
【住民票の移動手続き】
 これは行政書士が行える業務の一つです。
 しかし、この手続きは簡単なので、普通の人は自分で行いますよね?

 さて、貴方はここに行政書士の需要を見出せますか?
 ここにそれなりの需要を見いだせるような発想力が重要だと思います。

 「誰にでも簡単に行える業務だから、行政書士が参入できる余地はない」と考えますか?
 私は違います。

 実際にこれだけで生活出来る程の需要があるとまでは考えませんが、需要自体は存在すると思います。

<面倒・時間がない>
 ここです。
 多くの人は役所に行くこと自体がとても面倒に思います。

 しかも仕事をしていると平日には行けない。
 土曜日の午前中はゆっくり寝たい。

 じゃあいつ行くのか?
 行けないんですよね。

 そこで、行政書士への需要が出てきます。
 行政書士とのやり取りは別に面会して行う必要はありませんから、ネット上で契約を交わし、書類は郵送にだって出来ますから、手間を減らしてあげることは可能です。

<手続きをしに行きにくい>
 住民票は引っ越しから14日以内に行わなければなりません。
 心情的に、期日を超えてしまうと色々と考えてしまい、逆に早急に出来なくなってしまいがちです。

 そこで、14日を超えて「どうしよう!?」と困ってしまっている人に代わって行政書士が手続きをしに行くって部分にも需要はあると思います。

 何か失敗をしてしまった時に、代わりに謝りに行ってもらうような感じですね。



 このように最も簡単で、需要がないと考えがちな業務からでも需要を見出すことは可能です。
 このように需要をいかに見出すか?
 これが行政書士として成功するかどうかの重要な部分だと思います。


<おまけ>
 行政書士は商品を売るわけではないので、開業資金がとても安いことで有名です!
 ゼロから準備しても100万円あれば充分開業可能です。
 その内、約30万円は資格登録に関するお金です。

 そのため開業に関する資金としては70万円あれば問題ないと言うことです。
 事業展開の方法や、工夫をすればこの70万円は10万円以下にだって抑えられます。

 行政書士の商品は知識ですから、最低資格、机、椅子、電話、書式書類さえあれば今すぐにだって開業できるわけですからね。


 今回の記事は試験とは関係ありませんが、是非行政書士の勉強に興味を持って欲しいと思って書いた記事です!


【関連記事】

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